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Hostel, Cafe, Bar, Dining in Kyoto.

Guesthouse and Bar in Kyoto.

【Baird Brewing×Backpackers’ Japan】オリジナルビールを作ってきました!

「ここだけで飲めるオリジナルビールを造りたい!」「世界中から集まる人とそのビールで乾杯したい!」そんな念願をついに叶えてきました。

力を貸してくれたのは静岡県にあるマイクロブルワリー『Baird Brewing(ベアード・ブルーイング)』。個性のある魅力的なビールを精力的に造り続けているベアード・ブルーイングとの豪華なコラボレーションとなりました。

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“ベアード・ブルーイングは、
2000年にブライアン・ベアード&さゆり夫婦が沼津に設立した合資会社。

ビールへの深い愛情と、ビール醸造の歴史、伝統、文化に対する
尊敬の念から生まれた家族経営の会社である。

私たちのモットーは”Celebrating Beer. ビールを祝福する。”
人生のさまざまなシーンでビールを楽しむことにより
“その時”がいっそう豊かで実り多いものになると信じている。

ビールのある喜びに感謝。”
Baird Beerウェブサイトより引用)

出来上がったビールの名前はその名も“BUNK BED SESSION IPA”。ホステルの象徴ともいえるBUNK BED(二段ベッド)は、若者から大人まで世界中の人々が行き交うラウンジの空気を作り出しているものの一つです。

ビールのタイプは「ビールを飲みなれない人も飲みやすく、色んなビールを飲み尽くした人も美味しく飲めるものがいい」「フルーティーなアロマを感じながらもすっきりと飲みやすく、何回でもその夜会った仲間と乾杯できる様なビールにしたい」の想いからセッションIPAをチョイス。ベアードブルーイング代表のブライアン・ベアードさんと相談を重ね、実際のビールづくりにはLenのメインバーテンダー古里含む我々スタッフも参加してきました。以下はその時のビールづくりの様子を簡単にまとめたものです。

 

 

AM11:00 Baird Brewery Shuzenji に到着
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東京から車で三時間強、静岡県修善寺に着く。国道から脇道に入って車を少し走らせると、土地が開けたところに「BAIRD BREWERY SHUZENJI」と大きく掲げられた目的の建物が登場する。

玄関口から中に入って目的を告げる。案内された先で今回一緒に仕込み作業をしてくれるベアードビールの伸哉君と互いに自己紹介をする。

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一日ともに作業をした伸哉君(左)とPR担当のサム(右)。

場内を軽く見て回り、まずはモルト(麦芽)のミル作業を行う。ここでビールの原料であるモルトを計量し機械で細かくすり潰していく。

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「世界中の人が集うホステルに合うように」と僕たちのコンセプトを汲んでくれ、イギリス産のベースモルトの他にドイツ産のサワーモルト、日本産の小麦と通常よりも多くの種類を配合する。

ミルを終えて粉砕したモルトを糖化して麦汁(ばくじゅう)をつくり、その後ろ過をする過程に移るが、その前にホップの計量を行っておく。

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ホップ。固まりになっているものは一度細かく砕く

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香りや苦みを左右するホップも「ドイツ産のマンダリナバーバリア」「ニュージーランド産のモトゥエカ」「日本産の信州早生」「アメリカ産のアータナム」と同じく数カ国のものを使用。モルトにもホップにも日本産のものが含まれているというのがなお嬉しい。計量後、ろ過を終えた釜にそれぞれのホップを投入していく。

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左がろ過後の麦汁。ろ過をすると麦汁の色がここまで変わる!

 

PM2:00 煮沸・冷却をする間、建物内のタップルームへ
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今回伺ったベアードブルワリーガーデン修善寺には、種類豊富なベアードビールを樽から生で味わえる“タップルーム”が併設されている。次の作業工程を待つ間、このタップルームを利用してビールを頂くことに。

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こちらのタップルームにはビールだけでなくちょっとしたおつまみもある上、食事をしたい場合には持ち込むこともできる。存分にビールを楽しんで貰おうという心遣いに甘えて長居してしまいそう。数人でテーブル席を囲んで味の違いに花を咲かせながら飲むのもいい。

更には周辺に広がる野山を望めるビアデッキもあって開放感が抜群。時には人と話しながら、時には緑を眺めながら、(そして時には発酵タンクに思いを馳せながら)一日気持ちよくビールを飲み続けられる環境。堪らない。

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「今はまだ計画中なんですが、周りの土地はキャンプ場にしたいんです。敷地では原料や野菜を栽培して、外からビールを飲みに来る人はそのまま泊まることも出来る。温泉やコテージも作りたいです」

これはまだ夢なんですけどね、と言って笑って締めくくるベアードビールのジョン(写真右)。大人たちが笑顔で夢を語る姿にこちらまで晴れやかな気持ちになる。今回この人達とビールを造れることが本当に嬉しい。

 

PM4:00 酵母と発酵
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次の工程に移るため、発酵タンクから酵母を取り出す。ここで取り出した酵母が麦汁の糖を食べて、アルコールと炭酸ガスに変えていく。どういった過程で発酵した酵母かで味もまた大きく変わって来るのでビールづくりの要とも言える存在。

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伸哉君の手で酵母がタンクに加えられ、仕込みの過程は無事終了。その後は器具の片付けや釜の掃除までしっかり手伝せてもらう。

 

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仕込んでいく過程で何度も味の変化をみさせてもらう。少しずつ味が変わって行って面白い。

 

PM6:00 作業終了!
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あっという間に一日が過ぎ、日もどっぷり暮れる。後は発酵と熟成を待つのみで、ここからは一ヶ月以上期間を置く。ビールづくりの工程は純粋に面白い上に勉強になったし、ベアードビールの未来の話まで聞かせてもらうことまでできたなんとも刺激的な一日!ブライアン、ジョン、伸哉君、サム、施設内で会ったスタッフさん、ありがとうございました!

 

**

最後に酵母が働く前のものを試飲をさせてもらって以降、あの場で仕込んだビールが一体どんな味に変化したのか、自分たちの手で作業を手伝わせてもらった分期待はもう高まるばかり。

そんなBUNK BED SESSION IPAがついにNui.とLenでリリースされました!

 

—HOSTEL’S BEER “BUNK BED SESSION IPA”  New Release!
Nui.(東京蔵前)2016.2.20  リリース
Len (京都河原町)2016.2.21 リリース

想いと期待を詰め込んで来たビールは我々もベアードビールの方々も大納得の仕上がり。

ぜひご来店して実際にその味をお確かめください。お待ちしております!

 

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URL

Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE:http://backpackersjapan.co.jp/nui/
Len 京都河原町:http://backpackersjapan.co.jp/kyotohostel/
Baird Beer:http://bairdbeer.com/ja/
ベアードブルワリーガーデン(修善寺タップルーム): http://bairdbeer.com/ja/brewery/index.html