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ROASTERY

Guatemala Auroraについて

2022/05/22

こんにちは、西村です。
雨が続き、カエルの声もきこえてきて、ふと梅雨が来たなと感じています。
雨の日の外出は億劫ですが、人も少なくゆっくりできるので雨の日カフェはおすすめです。
読書や書き物をするのにもいい時間が過ごせそうです。

ゴールデンウィーク期間中の1周年イベントではたくさんのご来店ありがとうございました。
まだ1年ですが今年出会った多くの素敵な人たちとハレの日を迎えることができて本当に嬉しく思いました。2年目もよりコーヒーを楽しんでもらえるよう頑張りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

今日はオープン当初からある、私たちになじみ深いグアテマラのコーヒー豆をご紹介させてください。

実は、現在日本は、アメリカに次ぐグアテマラ産コーヒーの輸出国世界第2位であり、総輸量の20%を占めています。私たち日本人もコーヒー屋さんでグアテマラのコーヒーを目にすることはとても多いですが、グアテマラにとっても日本は重要な輸出国になっているそうです。
グアテマラ特有の土壌が生み出すクリーミーな口当たりや甘味はいつ飲んでもほっとさせてくれますよね。寒い冬はホットで、真夏の太陽の下ではアイスで。いろんな楽しみ方ができるそんな飲みやすさがグアテマラの良さですね。

今回のグアテマラはウエウエテナンゴ地区のサンタ・セリシア農園のもの。
生産者はアウロラ・ホセフィナ・ビジャトロさんといって、農園主としては珍しい、女性による経営です。サンタ・セリシア農園をアウロラさんが取得したのは数年前のことだそうですが、当時は「女性に農園経営はできない」と周囲からはネガティブな声も多かったそうです。
しかしアウロラさんはこの農園のポテンシャルの高さを見抜き、自ら経営を行う決断をしました。

小さな区画を作り、マイクロロットの生産から始め、品種もブルボンとカツーラのみに絞り、高品質なコーヒー生産に集中したそうです。今では多くの人にアウロラさんのスキルや努力が認められ、輸出業者であるカラベラ社による「AAA」の規格をクリアしたロットの生産も行っています。
カラベラ社の定めるAAAの規格はカッピングスコア86点以上であることや、生豆の外観、水分値など様々な基準が定められていて、それをクリアできるコーヒー豆はなかなか生産できないのが現状です。

今回BERTHで取り扱っているアウロラさんのコーヒー豆はなんとAAAの称号がついているもので、彼女のコーヒー豆の生産にかける情熱を感じてもらえるような一杯になっていると思います。

私たちロースターもアウロラさんの情熱がしっかり届けられるような焙煎を心がけています。ぜひお試しください。

photo by kazuno