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Hostel, Cafe, Bar, Dining in Kyoto.

Guesthouse and Bar in Kyoto.

京都店出店記念企画!社内対談「藤城昌人(マネージャー)×藤村勇人(キッチンチーフ)」

 

人間臭いからこそ、一緒にやって行こうと思える

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——お二人から見た本間貴裕さんはどういった人物ですか?元々が大学の後輩だったり、toco.の改装時に会って友達から始まったりした二人からなら、また違った見え方がしそうです。

タケトさん:まあ、そうは言っても俺も普段そんなに話さないんだけどね。ただ、本間がゲストハウスをやる前、俺がたい焼き屋の店長だった頃は八王子で一緒の家に住んでたからさ。週替わりで自分たちが見たい映画を持ち寄ってみんなで見たり、そういうのを一緒に楽しんだりしたから、大学の頃よりは関係はあるけどね。

——店長を任せたってことはその時からある意味仕事仲間ですね。

タケトさん:そうだね。あとは、もともとNui.を始めるときに誘ってくれたって話をさっきしたけど、俺がTOUMAIでキッチンに入ってた時、入り口のベルが鳴って、そっちを見たら本間が入ってきて、Nui.の企画書持ってきてて。『タケトさんこれやるんで、お願いします』ってテーブルにぽんと置いて、そのためだけに入谷から高尾に来て、帰ってったことがあるんだけど、そういうことをふつうにやる人。そういうことされたら、ちょっと、ねえ?キュンとしちゃうじゃん。

あいちゃん:

タケトさん:キュンとしちゃうっていうか、あっ、ここまで言ってくれるんだっていうのが伝わってくるじゃない。そういう行動を取れる人だから、だから今みたいなチームになってるんじゃないですかね。真面目な話だけど。

 

——真面目じゃない話の場合はスタッフ用の限定公開版に載せますよ。

タケトさん:スタッフ用ねえ…スタッフ用だとしても言えないこともあるからなあ。

あいちゃん:苦笑

タケトさん:あいちゃんから見る本間はどう?

あいちゃん:なんというか、不思議な魅力を持ってるよね、彼は。初めて会ったとき『こいつすげえな』みたいな風にはあんまり思わなかったんだよね。東京でゲストハウスをつくるところの代表って聞いてたからどんなすげえやつ来るのかなって思ってたけど、とにかく思ってた感じじゃなかった。

タケトさん:思ってた感じじゃなかった(笑)

あいちゃん:でも、一緒に過ごしてて、なんていうのかなあ…なにか引きつけるものを持ってるんだよなあ。それが何かっていうのはちょっと難しいんだけどさ。あいつあんまり…完璧じゃないじゃん。なんでも出来る訳じゃないし、抜けてる部分もあったりとか、結構人間臭いところを感じるわけ。そういうところがいいなあって。そういう風に人を引きつける人って、たぶん少ないんだよね。だから長く一緒に仕事したいなあって思える、っていうところですねえ。

 

——ありがとうございました。いい話が聞けました。

 

 

 京都という土地、京都店の魅力

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——では最後にまた京都店の話に戻ります。お二人とも同じようなタイミングで誘われて、三店舗目の計画があるまでNui.で働き仕事に慣れて、満を持して現在現地で準備中となっているわけですが、正直どうでしたか、三店舗目が京都ですという話になって。

タケトさん:なにも問題なかったです。

あいちゃん:違う土地に住むのは楽しそうだな、っていう感じだった。最初はね。ただ、いざ動くときになると『ああ、東京離れるんだな、ついに』っていうのはちょっとあったかな。

タケトさん:あいちゃんは大学のときから東京だもんね。

あいちゃん:そうそう。もう10年ぐらい関東だから。そこで、ちょっと不安やな、って。とは言え、家探しするのも楽しかったしなあ。

タケトさん:結構楽しく選んでたよね。

あいちゃん:しかもだいぶ早いうちから見てた(笑)。京都でやるってまだ本決定してないのに、『ああ、京都ってこういう家があるんだ…』みたいな。

 

——あいちゃんが京都に住んでからはどれぐらい経ちますか?工事以外ではどんなことをしているんでしょう?

あいちゃん:来たのが八月のお盆明けだったから、あれからもう三ヶ月近いね。一応いま日曜日を休みってことにしてるんだけど、その日はみんな自由に過ごしてるかな。

タケトさん:この前バーベキューの下見に、比叡山の麓に行ってきました。チャリで。あいちゃんは大体飲み歩いてるね。

あいちゃん:飲んでますね。

タケトさん:東京では、あいちゃんは毎日飲んでるからお金がないらしい、って噂になってるらしい。

あいちゃん:いや、それは最初の一ヶ月だよ。飲んでてお金がないって言ってたのは。今はもう、お金がなくなった。

タケトさん:笑。行けなくなっちゃったんだ

あいちゃん:行けなくなっちゃった。

 

——気に入ったお店はありましたか?京都なら沢山ありそうです。

あいちゃん:おいしいお店いっぱいあるよね」

タケトさん:すごくいっぱいある。

あいちゃん:すごくいっぱいあるんです。

タケトさん:どこのお店でもだし巻きがおいしいって話してる。

あいちゃん:出汁がおいしいのかね?

タケトさん:出汁がおいしいんじゃないかな。やっぱり。

 

——京都店ができる場所は、どんな立地なんでしょう?

あいちゃん:ロケーション的にはね、いいと思う。観光で来るゲストにとっても。鴨川近いし、繁華街近いし、京都駅からもバスなら15分ぐらいだし。総合力で強いって感じかな。

タケトさん:散歩と思えば京都駅からも歩けない距離じゃないしね。京都のこと良く知ってる友達にも『河原町にお店出すよ』っていうと必ず『へえ、いいとこだね』って返してくれるしね。鴨川がまた自転車で走ると気持ちいいんですよ。

 

——なるほどなるほど。京都店ではこんなことをやっていきたい、などの展望はありますか?

タケトさん:ちょっと質問の主旨と違うかもしれないけど、工事が始まる前『京都にtoco.やNui.を作って欲しい』みたいな声もたまに聞いてたんだけど、今みんなで話してるのは、やっぱり同じものは作りたくないし、toco.やNui.のスタッフが来て『いやーちょっとこれ、ウチよりかっこいいなあ』『京都店に異動したいなあ』ぐらいは言わせたいね、って(笑)。『京都店、超いいじゃん!』みたいなのは、絶対言わせたいね、って言ってます。建築とかだけじゃなくね。

あいちゃん:スタッフもみんなに遊びに来てほしいですね。

 

——貴重なお話、ありがとうございました。開店まで忙しいと思いますが、引き続き頑張って下さい!

あいちゃん:ありがとうございます。

タケトさん:京都で会いましょう!

 

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協力ありがとうございました!みなさんもぜひ京都へ!

インタビュアー:中田馨
インタビュイー:藤城昌人(あいちゃん), 藤村勇人(タケトさん)
写真:馮意欣
編集:石崎嵩人