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Hostel, Cafe, Bar, Dining in Kyoto.

Guesthouse and Bar in Kyoto.

京都店出店記念企画!社内対談「藤城昌人(マネージャー)×藤村勇人(キッチンチーフ)」

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2015年のゲストハウス三号店(京都店)出店を機に、今回から社内のスタッフにスポットを当てインタビュー形式の対談をしていきたいと思います。第一回目は京都店の宿泊部門マネージャー藤城昌人さんとキッチンチーフの藤村勇人さんを取り上げます。京都店の工事が始まるのに際し初めに京都入りしたスタッフで、今年30歳を迎える同い年の二人です。

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藤城昌人(以下あいちゃん):写真右。2014年1月入社。2014年11月より社員に昇格。あだ名は女子プロゴルファーの宮里藍に似ていることから。

藤村勇人(以下タケトさん):写真中央。2014年3月入社。準社員。現在京都店での新メニューを開発中。

中田馨(インタビュアー):写真左。白いワンピースの女の子(記事上部)と同一人物。今回広報担当としての初仕事。

 

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——改めまして、出店おめでとうございます。本日はこのインタビューで京都店のこととお二人の人物像を探っていければと思っています。

あいちゃん:はい。

タケトさん:よろしくお願いします。

 

できるところは自分たちで。工事開始からの現場の動き

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——まず、開業に向けた工事の方は順調ですか?

あいちゃん:順調…ではないですね。

タケトさん:なかなか順調とは言い難いですね。

あいちゃん:だって…当初の計画ではオープンは明日(11月11日)だからね。明日は無理やなー。

タケトさん:明日はね。

※このインタビューは11月10日に行われました。

 

——工事が計画よりも押しているとのことですが、今現在お二人が作業を手伝うことはあるんですか?

あいちゃん:できるところは、って感じ。俺たちが一番やったのは床かな。床をずっと削ってました。

タケトさん:元々張ってあったタイルをはがしたらボンドが床一面べったりついてて。最初はそのボンドの上から塗装をしたんだけど、汚い仕上がりになっちゃったんだよね。で、一度ボンドを削った床で塗装を試したらいい感じになったから、その為にボンドを一生懸命剥がしてた。

あいちゃん:その剥がし方も色々試行錯誤してさあ、大変だったわけですよ。

タケトさん:言葉で言うのと、全然違うよ!ほんとに!一階から四階まで全部の床を削る予定だったんだけど、四階だけ終えるのに二週間ぐらいかかってるからなあ。もう、大変だったよねえ。あとは…

あいちゃん:あと床を斫(はつ)ったり、壁を斫ったりだよね。

タケトさん:うん。コンクリート壊したり。

あいちゃん:はつりハンマーっていう機械があってさ、ここの工務店さんが貸してくれたから。まあ、自分たちでできる範囲でね。

 

——コンクリートまで自分たちで壊すというのはすごいですね…元々、Nui.の改装の時などでそういった工事の経験はあったんですか?

タケトさん:やったことないです。初めてのことだらけ。工具を使うのもほとんど初めてだし。

あいちゃん:俺はそれこそtoco.Nui.でやったぐらい。とはいえまだ渡部屋 (toco.の頃から施行をお願いしている大工チーム)が工事に参加してないから余計にできる作業は限られますね。床とか壁とか柱とか、躯体になる部分は業者さんが行って、その後に渡部屋が造作をしていく範囲で、こちらも本格的に工事を手伝う予定。これからですね。

 

 

各階の構成と内装のポイント

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——各階どういった形で仕上がるのでしょうか。

あいちゃん:構成はNui.に近いですね。1階が飲食含むラウンジスペース、3階〜5階は客室で、みたいな。2階が客室+共用スペースです。ドミトリーと個室の割合もNui.とほとんど同じで、ドミが7部屋、個室が13部屋。

 

——設備の充実した個室を作るという話も聞きました。

あいちゃん:そうですね、ちょっとそこ頑張ります。

 

——楽しみです。客室のフロアは壁がだんだん出来ていってるようですが、一階ラウンジの空間のイメージは固まって来ているんでしょうか?内装のポイントなどあれば教えて下さい。

あいちゃん:細かい部分デザインや装飾はまだ決まっていないんですが、おおまかなレイアウトは出来てますね。内装のポイントも、いくつかあります。

 

——Nui.のラウンジは大きな木やカウンターが特徴ですが、なにかそういった象徴的なものは?

あいちゃん:木は運ばれてくるけど、Nui.にある三つ又の木のようなものは立ちません。

タケトさん:Nui.のカウンターと同じように、今回も北海道で切られた4〜5mカウンターがやってきます。幅はNui.のよりも太い。

あいちゃん:100歳の木だからね。

タケトさん:toco.が建った時と同じぐらいに芽が出た木ってことだね。北海道で木を見に行ったときみんなでそんな話をして。

 

——なるほど。おふたりは工事前に北海道へ行ってるんですね。

タケトさん:カウンターで使う木の、原木のままの状態から皮を自分たちで剥いで、これから製材してもらうっていう状態にしてきました。あのとき北海道で皮剥いだ、こいつか!っていう木がこれから京都に来るっていうのはすごく楽しみです。

あいちゃん:これ、剥いだんですよね、って言えるしね。見て、このツルツル、って。

あいちゃんタケトさん:ね!

 

——それはまた格別ですね。今後、大工さんが加入したらどういった作業をするんでしょうか?

あいちゃん:まだなんとも分からないけど、キッチン&バー部分のタイル張りやベッドづくりかな。ベッドはNui.の時より作業量減るかもしれません。使う材の本数が純粋に少なくなるし、今回は家の柱なんかに使う三寸角って材を加工して作んだけど、止めるのもビスじゃなくて、ほぞ継ぎなんかでやっていくから組み立ては楽になるんじゃないかなって。

タケトさん:見える部分じゃないけど、京都らしさというか、日本の伝統的な技法でもあるしね。それに実際に作業が楽かどうかというよりも…

あいちゃん:そうだね。インパクトや工具が無いと出来ない訳じゃなくて、人が居ればできる作業だから、その分早く組み立てられるかなという計画です。二人一組で、いろんなところで同時にできるしね。そこがNui.の時と少し違うかな。

タケトさん:あいちゃん、Nui.の工事の時はまだ入社してないのに、詳しいね(笑)

あいちゃん:休みの度にほぼ顔出してたからなあ(笑)