こんにちは、ロースターチームの西村です。
2年前、ロースタリー開店に向けて「BERTH COFFEE ROASTERY Haruについて」というブログを書いていたことをふと思い出しました。
久しぶりに読んで当時の記憶が蘇ってきました。
ロースタリーがオープンした理由などがまとめてありますのでまだ読んでいない方はよかったらぜひ読んでみてくださいね。

2年なんてあっという間だったでしょう？とおっしゃる方も多いですが、私たちにとっては本当に長く感じた2年でした。
コーヒー豆の焼き方はもちろん、生豆の選び方もなにひとつ分からないところから手探りではじめた自家焙煎。去年は初の焙煎大会に出場し、今年に入ってからはQグレーダーの認定試験、グアテマラ、エルサルバドルの生産地訪問など……。
チャレンジばかりでしたが本当に色々な方のサポートや応援をいただき、ここまで走ってこれました。
ひとつひとつは小さいことでも、その積み重ねが自分たちが見据えている世界へつながっていると信じています。

Haruのビジョンに「多くの人と繋がり、新たなアイデアを以って、共にコーヒーの楽しみ方を追求していくことを軸に、コーヒーカルチャーをよりオープンでおもしろい文化に成熟させていきます」といった一文があるのをご存じでしょうか？

2年前は漠然としていたそのビジョンですが、実はいま形になっているものもあります。
例えば、私たちが行っているシェアローストサービスを使ってご自身でPOPUPイベントを開催するお客さんが増えました。また、初めての焙煎をBERTH COFFEEで体験し、今ではお店で販売されている方もいらっしゃいます。

そのお客さんのイベントやお店にお邪魔して丁寧に淹れてくれるコーヒーを飲んだとき、涙が出そうになりました。このような環境や、コーヒーをより好きになるきっかけを少しでもつくることができてとても誇らしかったんです。

そんな素敵な瞬間に何度も立ち会い、コーヒーを伝える立場の私たちが逆にお客さんからコーヒーの楽しさや可能性を教えていただきました。

店舗名のHaruは動詞の「張る」を指しており、「根を張る」「帆を張る」の意味を込めています。
ときにコーヒーの味と多様さを突き詰め、地中に深く伸びゆく根のように。ときに多くの⼈々のとともに、世界に向けて帆を張る船のように。
深い専⾨性を持ちつつも、風通しがよく広く開けたロースタリーとして、コーヒーを沢山の人に楽しんでほしいという想いと願いが込められています。

私はまさにこのお店が世界へ向かう大きな船で、世界へ向けてスタッフや、お客さんたちと世界へ帆を張って旅立とうとしているように思えます。
まだまだ2年、ようやくスタート地点。
どこまでも続くコーヒーの果てしない旅を、みなさんと進むことが出来ますように。
これからもどうぞよろしくお願いします。