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ROASTERY

【NEW BEANS!!】

2023/07/20

こんにちは、ロースターの西村です。

最近は驚くほどの暑さでアウトドア派の私も家に引きこもりがちです。
自分が幼少期の頃もこんなに暑かったでしょうか? 詳細には思い出せませんがここまでではなかった気がします。
地球温暖化がここまで進んでしまっていると、私たちの生活のしづらさとはまた別に、コーヒーの栽培への影響も心配です。雨季が変わると年単位で組んでいる収穫のスケジュールも大きく変わりますし、成長スピードが変わることで味にも影響が出ます。 3月にグアテマラとエルサルバドルの生産地を訪問した際、私が一番感心したのは、農家さんたちのゴミを出そうとしない姿勢でした。 コーヒーという飲み物は果実から種子を取り出し、乾燥させ、焙煎して一杯のコーヒーになりいます。その過程で、果実や、豆を洗う際の水、コーヒー豆の薄皮(パーチメント)など様々なゴミが出ますが、取り除かれた果実は肥料にしたり、水を極力試用しないプロセスに移行したり、薄皮は燃やしてコーヒー豆を乾燥させる際に使用したり、ローカルマーケットで燃料として販売しているそうです。 環境問題は農家さんたちの生活にダイレクトな影響を及ぼしています。

彼らが地球と向き合いコーヒービジネスを営んでいるように、私たちロースターも自分事として考えなるべくゴミを出さない選択を選び、みんなで美味しいコーヒーを守っていける環境を整えていきたいです。

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Kenya Kamunyaka

毎年7月にリリースしているケニアのご紹介です。 なぜ毎年7月にリリースしているかというと、ケニアが日本に入ってくるのがこのタイミングということもあるのですが、なんといってもオレンジのように爽やかでフレッシュなケニアを飲まずにして夏を迎えることはできません!

今回取り扱うケニア・カムニャカファクトリーは、ニエリ郡マティラにあります。 ニエリ郡はケニアの旧中部州に位置し、ナイロビから北に150kmに位置し、他の 5 つの郡と共に国境に接しています。

近年病気に強い品種(BatianやRuiru 11)がミックスされている場合が多いですが、このケニア・カムニャカではケニアを代表する二つの品種(SL34とSL28)のみの配合になっています。 その結果、味わいは繊細なフローラルさを感じるレモンティのような印象で、フレッシュなオレンジを思わせるジューシーな味わいです。

水出しコーヒーにするのもよし、アイスコーヒーでドリップするのもよしです(もちろんホットも!)。

去年の夏に美味しいアイスコーヒーの淹れ方を紹介したので、こちらもぜひ覗いてみてください。

毎年美味しいケニアをBERTH COFFEEに運んできてくれるFirst Crop Coffeeには感謝しきれません。彼らはロースター、生産者に真摯に向き合って透明性を大切にしているインポーターです。 ケニアのほとんどのコーヒー豆はオークションを通して販売され輸出されています。 ただ、その制度は実にややこしく私も全てを理解するにはまだ時間が必要です。 First Crop Coffeeのさとみさんがケニアのコーヒー豆の流通などを優しく開設してくれていますので、良ければ読みながらケニアのコーヒーを味わってみてください。

それでは夏はまだまだ続きますが皆さん夏バテにはお気をつけて・・・!